アダラートとお薬辞書

アダラートが開発された経緯について

高血圧症は近年の現代病とも言われ年々患者数が増加の一途をたどっているという傾向があります。高血圧は自覚症状が出にくいと言われる疾患であり、そのために発見に至るまでにはかなりの年月が経過していたというケースも多々あります。そのような状態にならないためにも早期の段階で高血圧症を発見するためには、わずかな初期症状も見逃さないことが重要です。高血圧の初期症状にはめまいや頭痛・肩こりや貧血などがあるようです。また症状が進行してくると全身のむくみや頻尿・動悸や息切れなどの症状が現れると言います。さらに高血圧は動脈硬化や脳梗塞・脳出血などの重篤な合併症を併発しやすい疾患のため、大事に至らないためにより一層の注意が必要です。このような高血圧の症状の治療に処方される薬剤の1つにアダラートがあります。アダラートはカルシウムが流入する受容体を阻害することで、血管を拡張させて高血圧の症状や狭心症の症状を改善する薬剤です。このようなカルシウム拮抗薬は全身の血管を拡張させる働きを持つため、強力に血圧を下げることが出来るとされています。中でもアダラートは心臓に栄養を送るための血管である冠動脈に対しての有用性が高いとされ、当初は狭心症の治療薬として開発されたという経緯があります。その後服用の際に起こる顔面紅潮や頭痛などの副作用を緩和して、服用回数を軽減させた薬剤としてアダラートLが開発されました。ここから更に研究は進み副作用をより軽減して、1日1回の服用で効果が持続するという効能を持つアダラートCRが開発されました。このようにアダラートには研究に研究を重ね何度も改良を行うことで、高血圧や狭心症の患者さんのためにより良い薬剤の提供を目指して開発された経緯があります。